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〜一時は輝けるも、華々しく散っていった戦友たちへの鎮魂歌〜
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あっというまに学生生活最後の桶生活。就職活動など様々な岐路に際して果たして楽器を続けることが吉と出るか凶と出るか。
これをまさに最期として華々しく散るのか、次へのステップとして4年間の集大成を結実させるのか。それぞれの想いとは裏腹に、指の隙間から零れ落ちるように時は過ぎて行く。光陰矢の如し。
2000年5月19日
川口リリア大ホール
法政大学交響楽団
第103回定期演奏会
指揮:鎌田 由紀夫
ヴァイオリン独奏:青木 高志
芥川 也寸志 : 交響管絃楽のための音楽(降り番)
就職活動で忙しいから、と言う理由で降りた曲。ちゅーか選曲会議で聴いてやる気が起きなかったので降りた。こんな事当時コンマス連中に知れてたらやばかったでしょうな。前述したとおり訳の分からん曲は嫌いなのである。聴き手に負担を強いる曲は。
シベリウス : ヴァイオリン協奏曲ニ短調
Op.47/2nd
この難曲を完璧に弾きこなしているソリストってCDでもなかなかいない。ましてや日本人では読響と組んで川越で演奏会を開いた時の諏訪内顕子ぐらいか。神業と呼ぶべき難易度の高いフレーズがあちこちに。
こんなの弾いてるソリストってよくハゲないなと思います。
出来はソリストも桶もイマイチ。まぁアマ桶ならあんなもんでしょう、なんて今頃思ったり。桶が駄目だったからソリストも駄目だった、という見方も出来る。
青木先生は美を鳴らして歌い込むタイプと思われ、シベコンというよりはメンコン、とかブルッフあたりが実は向いていたのではないか、と思う。
ラフマニノフ : 交響曲第2番ホ短調
Op.27/2nd
就職活動で忙しく、まともにさらったこともなく、それで本番を迎えて無様な思いだけが残っている曲。もともと自分が桶活動の中で一度はやりたい曲として一番手に挙げていた曲ではあるものの、その難易度たるやなかなかに凄まじい曲。通すだけでも精一杯。
いま、フロイデとかそういう桶でやってみたいな、と思う曲であります(2005年1月現在)。
第1楽章ののっけから始まるロシア冬の大地、吹雪、嵐の猛襲。第2楽章のチキチキマシン猛レース(犬ぞり版)ときて第3楽章のちょっとイカれた自己陶酔型萌え萌えの歌。そして第4楽章で爆発。
いまだに第3楽章のクラリネットのソロ、あれを越える演奏には出会っていない。
総評:
桶が生活のリズムを支配する時代はもう終わり、他に大事なことをする、大事なものを見つける、大事な人といる時間が増えてくる。そういう、悪く言えば片手間に桶に参加する、或いは短い時間で如何に集中して音楽する、といった準備のための助走期間が始まった演奏会といえる。
演奏会自体の出来は全く良くなく、酷いもんであった。つっちーの時からリズムはよく崩壊し、音程はばらばら、強弱記号なんてあったもんじゃない。指揮者はよくpをmfに書き換えたりして忍耐強く対応をしてくれたものだと思う。
2000年12月15日
太田アプリコ
法政大学交響楽団
第104回定期演奏会
指揮:河地 良智
サン=サーンス : バッカナール/1st
空中分解、ってこのことを言うんですね、なんて。
そりゃぁ初心者であっても4年生にもなるとアタマは冷静に、耳は桶全体を捉えるように、といった所業がこなせるようになる。
最初のスピカートで弾く旋律など弾いていて「うほほーい。バラバラだぁ」などと思いながら笑ってました。弓を置いてから弾き始める、拍の頭を意識する、といった基本的リズムトレーニングが全くなってない証拠。
チャイコフスキー : 「くるみ割り人形」組曲
Op.71a/2nd top
またセカンドトップ。なんかこのころになると自分の出来なんかよりパートの出来などを気にし始め、いつも以上に要らぬお節介、パート練習、ペア練などをはじめてしまう。果たして効果はあったのだろうか?
個人的には良くできた曲だったと思うけれど。
ブラームス : 交響曲第4番ホ短調
Op.94/1st
2楽章で落ちた。ファーストみんな落ちた。
「あぁみんなやっぱり前見て弾いているんだ」などと基本的なことを思い返してしまった曲。ついつい走りがちなコマス(失礼!)を抑える役目としてコンマスサイドに座った俺。
1楽章をそつなく終え、「なーんだうまくいってるじゃん」などと油断したのが運の尽き。
旋律を弾き終えついつい数えるのをサボリ、コンマス当てにして彼の顔を見た瞬間、
「落ちてます」のサイン。
「俺もだぜ」って返してやりました(アホ!)
とほほ。
個人的には名演だったのでは・・・と思うのですが、如何?
総評:
華々しく(砕け)散ったのはトランペットだけという説もあり、個人的には落ちてしまったのはそれは残念であるけれども、卒無く纏めた、我々の代には似つかわしくないのかどーかは別として、良い演奏会であったと思う。そしてぐっと一つの目標に向かって突進するという実感を持って望む演奏会もこれが最後となる。
2000年12月23日
第15回全日本大学オーケストラ大会
東京オペラシティコンサートホール「タケミツメモリアル」
32大学の有志と講評委員による合同演奏(略して合同演奏)
ムソルグスキー : 展覧会の絵(ラヴェル編曲版)/1st
指揮 : 小泉和裕
このころになると心に余裕も出てきて「あー管楽器群前回よりもヘタクソだなぁ」とか思うようになってくる。
しかしながら腕には全く余裕は無く(というかキャパオーバー)、未だに経験のしたことの無いフラジオ、グリッサンド、変拍子。いまとなってはたいした事も無いものだが、綺麗なお姉さま方に周りを囲まれ、余裕かますどころか逆にやられちゃったりして、ちゃんと弾けたか記憶に無い。
でも、やはり名曲といわれるだけあり、物凄く深く感動した覚えがある。最終曲「キエフの大門」を弾き終えた後のあの感動は言葉では言い尽くせない。桶ってあながち捨てたものではないと。
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