演奏記録徒然 2004年(社会人4年生〜)
〜一時は輝けるも、華々しく散っていった戦友たちへの鎮魂歌〜


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今までの受動的なオケに対しての活動に転機を迎えた記念すべき年。
全ては年初のトリアノンフィルの結成に端を発している。



2004年1月25日
めぐろパーシモンホール
トリアノンフィルハーモニー管弦楽団
CONCERT2004
指揮: 三原 隆正


シューベルト: 交響曲第7番ロ短調「未完成」/2nd
メンバーをみれば凄いメンツが揃う。弦楽器はコンマス或いはトップ経験者ばかり。管楽器などもその代ごとのエース級がずらり。
むちゃくちゃ期待して、記念すべき初つっちーは学生時代猛烈に練習しまくった学館ラウンジに集合して、通称いちおん(第一音楽練習室)で行われた。出てきた音は、やっぱり錆び付いてました。やっぱり大学卒業後も一線級で弾いてきた人、吹いてきた人とは、腕の鈍り方がそりゃ違うと。往年のスーパースターの衰えっぷりに唖然としつつも、実はみんな極度のさびしがりやの集団であったと言うことが判明して微笑ましかったり。
未完成はやっぱり技術的な完成度に拘れば未完成に終わったかも知れない。
しかしながら、一体感。これは凄かったんじゃないか、と思う。

ブラームス: 交響曲第1番ハ短調/2nd
コンマスとホルンにソロがあるからか、どーなのかは知らないが、第一回演奏会に相応しい絶望から歓喜へ系の名曲。
技術的なことを言ってしまえば、それぞれのフレーズの歌い回しがのっぺり過ぎる、パート間での音程が合っていない、メロディーの受け渡しがぎこちない或いはピッチが合っていない、フレースの終止形がどうなっているのか良く分からない(テヌートなのかスラーの後のように短く纏めるのか等)、アマオケにありがちな良くある指摘がそのまま当てはまるが、そんなことより活動場所もなく腐っていたメンバー諸氏を再度表舞台へ引っぱり出したことにこの演奏会、オケの意義があると思う。

総評:
今回の演奏会が良い意味でのリハビリとなってくれることを強く望む。
今のところはこの桶は発起人二人のワンマンオケであるが(最初はそうでなくちゃ困る)、いずれは皆が帰ってくる家のような、幅広い世代を受け入れられるそういったオケであればいいな、と思うわけ。
ヴァイオリンパートのことを考えても、仮に法政オケ出身者で考えれば、各学年10人中2〜3人が社会人になっても楽器を弾き続けると仮定すれば、1st8プルト、2nd7プルト、合計15プルト30人を構成するためには最低10学年分のメンバーが必要なわけ。現時点で参加者は僕の上の代は4代。下は卒業生(三月で卒業するのも込)で3代。つまりあと3年経てば
学生から無理矢理助っ人を乞う事をせずとも社会人だけで間に合うパートとなるのである。
組織論だけでは物事は語れないが、10代プラス有望学生の青田刈りで唾を付けつつ、転勤等不可避のメンバー減にも対応できる柔軟性のあるパートになるのではないか、そう考えて活動をしていきたいなと強く感じたのでありました。


2004年6月6日
三鷹市芸術文化センター 風のホール
ダンゲダーク管弦楽団
6回演奏会
指揮: 新通 英洋


ベートーヴェン: 交響曲第1番/2nd
弦は学習院OBで女の子主体の、ある意味羨ましいオケ。
めちゃくちゃまいうーな女の子(つーかお姉さん?)をずらりと揃え、その中でマイノリティーな男どもは、お邪魔をしないようちっちゃくなっている他無いのである。
弦の響きは繊細で優雅。桶自体はヴァイオリンとチェロの一部、ホルンパートが圧倒的に巧く、管楽器はそれぞれ首席が相当に巧い,という感じ。
これが学習院の響きなのかな、と。お上品で御座います。

ブラームス: 交響曲第1/2nd
しかしながら世の中、お上品だけでは渡っていけないのだよ。
なーんて。別に下品な響きを求めている訳ではないが、このブラームスのようなロマン派にもなると、クレシェンドやアッチェレランド時のぐっ、背中を押されるようなアクセルを踏む込む時の加速感、或いは桶がバーンと鳴った時の音圧。やはり線の細さ、というかパワー不足は否めない。
圧倒的に巧い桶ではありますがね。


総評:
未だに覚えているのは、初めて出席した練習がトップ練だったこと。
ティアラこうとうの練習室でに呼び出され「ちょっと遅れます」と言うことで後から駆けつけたら、何か指定された場所が若干小さめの部屋。
小窓から除いてみれば、オイオイ。随分じゃねーかと思いつつ参加。

ほんでもう一つ覚えているのが、指揮者の新通さんに関すること。
初つっちーで、これまたちょっと遅れますちゅーことで、文京シビックのリハ室に遅れていったとき。あそこは確か二重扉で(ちがったっけ?)、つっちー中曲を止めた瞬間にそーっとドアを開けて、確かココのオケ指揮者は新通さんだったから、おっテメー遅れて来やがったな、みたいに睨まれるかなと思って、ふと指揮者を見たとき。
新通さんが太ってコロコロしてる!!
おー。2〜3年見ない内に肥えましたね〜。つーか俺ボケた?
全然アタマに思い描いていた印象と違うじゃない。
と思いつつ楽器を取り出してPizzでチューニング、席に座りまじまじと指揮者の顔を見る。やっぱり肥えた、ちゅーか印象違う。しゃべり方ってあんなんだっけ?
うーん、何か違う。と思いつつ、つっちーは進行。ベートーベンが終了しかけたその瞬間、がちゃり、と奥のドアから遅れて入ってきた長髪の男を発見。
あ、新通さんだ!
・・・。
俺が部屋に入った瞬間「オマエ誰?」と思わなかった自分にNG。
んで確か顔覚えられてたから、ひっそりと弾いていようと思いつつつっちーは終了。
そそくさと帰ろうとしたら「あれ〜何でココに乗っているの?」
ぐわー、見つかった。「いや〜エキストラみたいなモンでして」
動揺したね。


2004年11月7日
品川区立総合区民会館「きゅりあん」大ホール
フロイデシンフォニーオーケストラ
第18回演奏会
指揮:加藤 晃
ヴァイオリン:山本 友重


ブラームス: 悲劇的序曲/1st
人生二度目のヒゲジョ。これをリベンジと言わずしてなんと言おう。
今回はバッチリ。しかし良く鳴る弦だこと。

ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲/1st
協奏曲とは名ばかりで、ただの伴奏、なんて事がよくある中でこのブルッフのコンチェルトは桶もホントにおいしい。昼の連ドラテーマ曲のような1楽章、萌え萌えな2楽章、イケイケドンドン3楽章。
ソリストの山本先生は、どっかのバーテンみたいな雰囲気を漂わせつつ、ぐわーっと弾きまくっても、どーしてまぁあんなに柔らかいトーンが出せるのか不思議になってしまう位優しい音楽なんである。

ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界より」/1st
技術的衰えを認識してしまった曲がこれ。学生時代はバッチリ行けた部分がダメ。
あれ〜、と思い何度も練習してみたが指が回らない。基礎練を怠って曲の練習ばかりしているツケというか、当たり前だが楽器を触る時間の短さを痛感した瞬間である。

総評:
この桶の良いところはヴァイオリンがに圧倒的に巧いこと。桶を引っ張っていけるヴァイオリンというのも珍しい。それに対して、若干管楽器が弱い。オーボエとファゴットはまぁまぁなのだが。こういった弦楽器主体の曲だからこそ、そのアラが目立つ。個々人の技量に寄るところも大きい故なんとも言えないけどね。



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