演奏記録徒然 2006年(社会人6年生〜)
〜一時は輝けるも、華々しく散っていった戦友たちへの鎮魂歌〜


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またもやコンサートマスター。
カンベンして欲しいよなぁ、打ち上げでは飲まされるし、なんかベシャリでは相方の女の子に確実に負けるし、ってことはやっぱり飲み役だし、などと演奏会以外のことで悩みを持つようになってきた、ちょっと進化した自分に嬉しくもあり、テメー練習しろ、とも思ったり。



2006年1月14日(土)
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
トリアノンフィルハーモニー管弦楽団
CONCERT2006
指揮:三原 隆正


ベートーベン : 交響曲第五番「運命」/コンサートマスター
一度やっているから、何とかなるかな、と軽い気持ちで引き受けたのが運の尽き。
冒頭の「じゃ・じゃ・じゃ・じゃ〜ん」からして納得の入りが出来ない。
やればやるほどドツボにはまると言うか、逆に言えば此処さえ上手くいけば、あとは自動運転みたいな曲ゆえ何とでもなるのだが。
大ホールでのつっちーなど、事もあろうに「じゃ・じゃ・じゃ・じゃ・じゃ〜ん」。
ん?今音四つ鳴らなかった?みたいな。終わってるぅ〜。
ひとえにコンマスであるポクチンの入りが悪かったんですね。ごめんちょ。
最後まで自信が無くて、吹っ切れたのが本番直前の駆け込み練習3Daysの時。
開き直ってやってみれば、まぁまぁ。当てにしてくれた人と、してくれない人と居たけど、管楽器の皆様方からは「見てたよ」とか言われるとホッとしたものである。
全体の出来としては、録音も何も無いので、演奏者の記憶によるという一番定かでない記憶を頼りにReviewすると、1楽章や4楽章などは、場面場面ごとにテンポが揺れ(つーか走ったりモタったり)、「巨大な柱そびえ立つ」みたいな、所謂どっしり感はあんまりなかったような気がする。
弦自体は前列から最後列までフルトーンで鳴らしてはいたが、ホールスタッフ曰く「此処は管楽器が凄い鳴るよ」というだけあり、結局細かいパッセージ、刻みは遠くへ飛ばせなかったのではないか。まぁ全体としては、所々で事故はあったが、概ね「安全運転」であったと思う。ちなみに自身の出来は最悪。奇音・雑音に加えて力技任せの雑な演奏だった。
ま、上手く最初入れればそれでOKさ。

チャイコフスキー : 交響曲第五番/2nd
二人のコンマスで二曲プロを
交互に担当し、コンマスを降りる曲はセカンドトップサイドで、ちゅーことで臨んだ今回、いやーよく音を間違えてしまつた。
桶に参加していて背筋がぞぞっとくる瞬間が多々あったのが驚きで、まさかこの桶で出会えるとは思ってもいなかった。素直に嬉しかった。演奏会の度に少しずつ、されど確実に成長している。これは凄いこと。
しかも今回はほとんど純正団員で臨んだ演奏会。これだけ出来れば次は!!とか思うのも当然。ま、そう簡単には行かないだろうけどね。

総評:
次回に期待する向きもあるが、冷静にこの演奏会を捉えれば演奏の完成度がぐぐぐっと上昇したのが年明け、最後のホール練から。このころから秋定で忙しかった現役や、他の団体の冬定期で忙しかった歴戦の勇者どもが参加を開始する。まさに食う中文化胃、もとい空中分解で冷や汗タラタラものであったあの日から、駆け込みつっちー3Days、そして本番とわずか1週間しかなかったわけ。
それじゃあ、今まで何が悪くて、結果何が良かったかと言えば以下のとおり。

(1)今までの合奏に参加していたメンバーが弾けていなかった
(2)後から参加してきたメンバーもポテンシャルは高いがそれ程練習していなかった
(3)空中分解つっちー後、駆け込みつっちー3Daysの反復練習で曲を覚えた
(4)結果存分曲をさらったことにより十分にポテンシャルを発揮した

要は弾ける人が練習していなかっただけ。

大体弾けるとか弾けないとかの次元でなく、練習してないから弾けないのであって(大マジ)、当たり前の話だが弾けない人はちゃんと練習してるけれどやっぱり弾けないわけ。んでもってこの桶には弾けない人などほとんどいない訳で、弾けるはずなのに弾けてないのはそりゃあ練習不足だろう。
各メンバーのやる気やモチベーションは、つっちーでの充足感や他メンバーの出来具合に大きく左右されるわけで、そういった際に出席率が高いとその効果も絶大である。てなことから仕事以外で練習サボることあたわず。これだな。



2006年3月11日(土)
品川区立総合区民会館「きゅりあん」大ホール
フロイデシンフォニーオーケストラ
第21回定期演奏会
指揮:米崎 栄和


チャイコフスキー : 組曲「くるみ割り人形」より花のワルツ/1st
え?なんでこの曲なのさ。というのが第一印象。
え?こんな指揮者だっけ。というのが第二印象。
え?汗だけかいて空回りワルツ。というのが第三印象。
何にもましてむなしい感じがしちゃったなぁ。かつては密接な関係だったオケと指揮者も、時間が経ちメンバーが入れ替わることで疎遠になっていくのかなと。
要はそれが原因で、いまいちだった感じがする訳よ。この回の演奏会って。


チャイコフスキー : 幻想組曲「ロミオとジュリエット」/1st
相変わらず良い曲なのだが、いまいち弾いている側からすればエクスタシーに欠ける
というか、指揮者だけイっちゃって「オマエが先に逝くな」ってゆう、置いてけぼり気分を味わった曲である。うーん何かに似てるなぁこの気分。あれれ?
兎にも角にも、ヴァイオリンパートにとってみれば難しい(けれどカッコイイ)フレーズが満載で、ぐわーっと弾いてしまいたいが、途中何処かで落ちると最早復帰不可能になってしまうと言う恐ろしい曲でもある(あの有名な速い部分ね)。


ベートーベン : 交響曲第三番「英雄」/1st
実はこの曲をやるまではかの超有名曲「英雄」を知らなんだ。
なかなかこれだけのオケ年数にしてこの体たらくは珍しいでしょ。なんて。

いやー、何でこんなに難しい曲なのかと思った。
なんせ語法っちゅうのかな、曲そのもののスケールは雄大と言われるが、オーケストレーション自体は繊細で第一番、二番に通じる刃物の上を歩いているかのような、気を抜いたらあっという間に奈落の底に落ちるか、切り刻まれてしまうような感覚。勿論第一番、二番にはないような開放感、スケールは感じるが第五番や六番に感じるようなモノとも違う。要は力業禁止の高貴なサウンドでなくてはならない、と言う意味で非常に息苦しい曲でありました。

息苦しいで言えば、あんまり練習に出てないのも息苦しいし、指揮者から飛び散る、この場合平仮名で”とびちる”と記した方がより伝わるかな・・・もいきぐるしい原因か(ちょっと路線はずれるけど)。

総評 : 
好きな人は相当好きみたいだが、この交響曲第三番は確かに時代を先取りするエポックメイキングではあったと思うがどうも好きにはなれんなぁと。
ま、噛めば噛むほどおいしいスルメイカ的な様々な楽しみが後に眠っていることを期待して、今回の演奏会を終えようかなと思う次第。
演奏会そのものは、フロイデコアメンバーの仕事/結婚/出産などがあり全体的なレベルの低下は否めない。だからって深く絡んでいこうなんて云う余力も技術力もないが。そろそろ新人大量獲得の時期に来ているものと思われ。



2006年10月01日(日)
練馬文化センター大ホール
フロイデシンフォニーオーケストラ
第22回定期演奏会
指揮: 加藤 晃
ヴァイオリン: 山本 友重

フォーレ : 組曲「ペレアスとメリザンド」/2nd
いやー練習していないのでイマイチ曲の記憶がないのだが、至って簡単な曲であったように思うなり。なんか意味あったのかなぁココでフランスものをやるというのは。フランスものには起承転結が無いから、というのは分かるけれど、やっぱりよく分からないや。
この響きに身をまかせているだけな訳?この響きをお客さんと共有しろってことかな?

モーツァルト : ヴァイオリン協奏曲第五番「トルコ風」/降り番
忙しすぎて降り番にしてもらった。
ホルンはずしまくってたな。

シベリウス : 交響曲第二番/2nd
いやーっシベリウスもこれまたよく分からない作曲家でして。
体が覚えている曲の盛り上げ方とは全く異なるもので、物凄い異質な感じ。
アタマとココロがそれぞれバラバラになっているというか、体が「こう行きたい」と思うところを押し止め、無理矢理冷静になったり、或いは訳もなく喚き立てたり。
これって調教が足りないからだろうか。そうなのか?
よく分からない内に演奏会が終わっちゃった。ってかんじ。

総評 : 
なんとも言えぬ。ノーコメントぢゃ駄目ですか。



2006年12月24日(日)
白河市民会館
「1000人の第九」(オケとしてフロイデが参加)
指揮: 鈴木 敦
ソプラノ: 山田 綾子
アルト: 三橋 千鶴
テノール: 吉田 伸昭
バリトン: 菅野 宏明

モーツァルト : オペラ「魔笛」より序曲
やはりフロイデはこういう曲が大得意であると思う。
要は名曲をバッチリ仕上げてお届けする、と言うこと。巨匠テンポであり、ちょっぴり弾きづらい点もあったが、意味もなく速いテンポよりはずっと好き。楽器をならして、響きを合わせてアンサンブルすること。そうすると得も言われぬ「楽しい」気分になるからモーツァルトって凄い。弾いているだけで楽しくなる。それってなかなか無いこと。
技術的にぶっ飛んだ曲に手を出すよりも、そもそも出来ていないアンサンブルの妙技を会得することがオケ奏者として、というよりもイチ奏者として一歩先へ行ける基本って事が良く分かる曲である。スピカート、アクセントの付け方ひとつとっても、如何に己がショボくて陳腐な音を出していることか。この感覚的なもの、別の言い方をすればセンス、ってやつを直さない限り何をやっても、曲を知るという意味での貯金は出来ても、奏者としての貯金はぜんぜん増えやしないのである。


ベートーベン : 交響曲第九番「合唱付き」
人生二回目の第九。ホントに俺はこれを大学二年生の時に弾いたのか?弾けてたのかぁ?ちゅうギモンが頭をよぎるわけだが、それ位に極めて難易度の高い曲。某先輩が言っていたが「弾いて良し、聴いて良し」とはよく言ったもの。

今回は第三楽章を含めて、自分の演奏が自分のコントロール下に置けた点で良くできたと思っている。もちハプニングはいっぱいあって、第一楽章では緊張のあまりかメロメロに間違ったりなーんてこともあったが、総じてヨシ。
気持ち良く弾くことが出来ました。
めっちゃデッドな音響にはビックリで、同じプルトを組んだ人の音しか聞こえてこないと云う極めて弾きづらい環境ではあったけれど、良い経験になったはず。

総評 : 
初の第九、招聘、ビータ、満員御礼、スタンディングオベーション。どれを取っても貴重な経験ばかり。
やっぱりオケって楽しいなと思えたことが第一の収穫であったかな。
そして何よりもお客さんと一緒に楽しむ事が重要であることを再認識させられました。
演奏終了後のそばも旨かったしまた行きたいなぁ。今度は出張なんて入れずに、土曜出勤もせず前日の泊まり練習から参加したいと思う今日このごろである。